Home > 特集記事, 見る > 奥日光 戦場ヶ原と湯川の流れ

奥日光 戦場ヶ原と湯川の流れ

奥日光の大湿原「戦場ヶ原」と湿原を流れる「湯川」をご紹介

奥日光 戦場ヶ原と男体山

奥日光 戦場ヶ原と男体山

国道120号を日光市からいろは坂を上り、華厳の滝や中禅寺湖の奥に広がる大湿原「戦場ヶ原」。
「戦場ヶ原」の名前の由来は戦国時代に戦いがあったというわけではなく、伝説によると奥日光の「男体山の神さま」と群馬県の「赤城山神さま」が戦った場所との言い伝えがあるようです。
そんな神さま同士が戦えるような広い湿原なのです。

今回ご紹介するポイントは、戦場ヶ原の南にある「赤沼」から湿原を流れる「湯川」沿いを歩き、光徳牧場入り口までのルートになります。

<MAPが入る予定>

赤沼から湯川へ

戦場ヶ原へ 赤沼からの道

戦場ヶ原へ 赤沼からの道

クルマを赤沼駐車場に止めいざ出発。
国道120号を横切るとすぐにコースの入り口に到着。道の隣には綺麗な小川が流れていて、湯川の美しさを想像させてくれます。

そういえば、駐車場を出てからいたるところに「熊出没注意!」の看板があったような・・・。すれ違う人も、「熊よけ鈴」を持っている人多数。。。まわりは熊笹。
熊いるのかな・・・とやや不安に。
(このあたりに向かう方は念のため「熊よけ鈴」をお持ちください!)
実際は、熊にお会いする機会がなかったのでよかったです・・・

静かなる湯川の流れ

ゆったりとした湯川の流れ

ゆったりとした湯川の流れ

しばらく歩くと道が二手に分かれ、一方は「竜頭の滝」方面、もう一方は「戦場ヶ原」。その向こうには、橋が見えます。いよいよ「湯川」。
湿原をゆったりと蛇行しながら流れ、その川面は波の音さえしないのではと思うような「湯川」。日本の川でもこのようなゆったりとした流れの川も少ないのではないかと・・・

少し歩くと、右側に戦場ヶ原、左手に湯川という景観になり、湿原と川の流れを楽しめる。
ところどころに、フライフィッシングを楽しむ方も見受けられ、ブルックトラウトという珍しい魚が釣れるそうです!

大湿原と男体山

戦場ヶ原から見渡す男体山

戦場ヶ原から見渡す男体山

湿原を見渡せる場所まで来ると、湿原の中に白樺の木が立ち並び、向こう側には男体山という絶景が広がります。
この湿原に立っている白樺の木ですが、やや小振りに見えますが樹齢はかなりな物で、栄養分の少ない湿原で育っているようでなかなか成長しないとのこと。。。
育つ環境って重要なんですね・・・・・

先ほどの湯川が見えるあたりからは、木道が整備され歩くのもらくらく。アップダウンもないのでお手軽トレッキングには最適では。

湿原の先には森と池

泉門池の立木の向こうに男体山

泉門池の立木の向こうに男体山

さらに先に進むと、今度は森の中へ。湿原では太陽をさえぎる物がありませんが、森の木陰は涼しく感じます。
このあたりから若干アップダウンがありましたが、息を切らせるような登りはなかったので安心ください。
心地よい風のなか歩き続けると、右手に池が見えてきます。
「泉門池(いずみやどいけ)」と呼ぶようです。この池は湧き水でできているようで、湯川の流れ綺麗でしたが、さらに透き通った水です。池には立木があり神秘的な様相です。なんとなくパワースポットのような気が。。。

戦場ヶ原をひとまわり

木漏れ日がステキな奥日光の森

木漏れ日がステキな奥日光の森

池を出発してからもしばらく森は続き、やがて「湯の滝」方面と「光徳牧場入り口」方面の分岐へ。
予定通り「光徳牧場」方面へ向かうと再び戦場ヶ原の湿原へ。ここからは木道が湿原の真ん中を縦断していて、眺望をさえぎるものが少なく、男体山がとてもよく見えます。訪れた日ススキのような植物が一面埋め尽くし、既に秋の気配を漂わせていました。

ほどなくして、光徳牧場入り口付近で湿原から国道120号へ戻り、帰りは軟弱物なのでバスに乗り赤沼の駐車場まで戻りました。

今回のレポートの写真はこちらのフォトアルバムでも多数ご覧いただけます。

戦場ヶ原から見渡す男体山

戦場ヶ原から見渡す男体山


Tags: , , , , ,

コメントを投稿する

Copyright © 2010 国道120号どっとコム(r120.com). All rights reserved.