標高1500mの高原へ(武尊牧場)
日本百名山「武尊山」の中腹標高約1500mの高原にある村営の武尊牧場へ行ってきました。(ちょっと前の6月24日)
山麓の駐車場よりリフト一本に乗り15分程の空中散歩、牧場まではもう一本リフトに乗り継ぐのだが、天気も良いのでここからは、徒歩で、(最初からリフト代1回分しか買っていない!)振り返ると周囲の山々がよく見えました。リフトに乗っては見えない景色ですね。10分程で牧場へ。
レンゲツツジの群生地へ
梅雨の中休み、好天に恵まれ初夏のさわやかな陽射しと新緑のなか一面に広がるレンゲツツジの群生地、周囲2㎞のトレッキングコースを散策、ブナや白樺の木漏れ日のなかオレンジ色に咲き乱れる花が、とてもきれいでした。レンゲツツジは毒性があり牛や馬なども食さないそうです。
しばらく歩いていくと、天然記念物のモリアオガエルが生息している小さな池が。よく見ると産卵の跡が高い枝から低い枝まで、池にはたくさんのオタマジャクシが泳ぐのに出会い大自然の神秘的な光景が見られました。近くには武尊の伏流水が、(もちろん飲水可)冷たくてまろやかな水でした。
山のあちこちから鳥の声や、虫の鳴き声、カエルの鳴き声、都会の喧騒とは違うにぎやかさですね。
梅雨時期とは思わないくらい
ふと周りを見渡すと、周りの山々がよくみえました。日光白根山、皇海山、赤城山、残雪の残る至仏山そして,武尊山山頂までも。青空に流れていく白い雲、梅雨の晴れ間とはこのようなことを言うのでしょうね。
下りは駐車場までひたすら歩いて
帰りは、リフトを使わずてくてく歩いて(ウインターシーズン、スキーなら速いのに)下って駐車場まで。
これからの時期も武尊牧場は十分楽しめます。高原の花ラベンダーやヤナギラン等の花々の観察、ブナ林、湿原のトレッキング、キャンプ施設があり宿泊もできますので、星空の観察へ行ってみてはいかがですか。
標高の高い山なので紫外線対策、急な天候の変化、雨具の用意を忘れずに!
冬はウィンタースポーツ(スキー、スノーボード)も楽しめます。
ちょっとだけ情報
※武尊山(ほたかやま) 別名 上州武尊
標高 2158m
日本百名山のひとつ
名前の由来 日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の故事によるものとされる。
武尊牧場
群馬県利根郡片品村花咲2797-2
TEL0278-58−3757
アクセス 関越自動車道 沼田ICから(R120 日光方面へ平川信号左折)33km 約50分